84.新築工事#2
雨の日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。大事な住まいにとっても、この時期は問題が表面化しやすくなります。
最近の天候は極端になる事が多く、雨漏れ等住まいのトラブルも年々増えてきています。大事になる前に専門業者に相談して下さい。
さて、今回は以前お伝えしました相模原市中央区上溝のN様邸より、新築工事第2弾をお届け致します。
野地板の上にルーフィングを貼り、屋根材を縦桟葺きで葺いていきます。今回使用した屋根材は、月星商事のタフビームです。
屋根材の品質も大事ですが、粘着性が強く防水性に優れたルーフィング選びも、後々雨漏れ等のトラブルを防ぐ大事なポイントです。
今回の屋根葺きの注目は、箱樋という雨樋と屋根を一体化させた部分です。外から見て雨樋が見えないので、スタイリッシュな仕上がりになります。
更に、雨樋内側にFRP防水を施し、雨漏れ対策は万全になりました。
次は外壁です。防水透湿シートを貼った後、胴縁を打つのですが、横胴縁の場合上の写真の様に通気確保のために通気口があるものを使用しなければいけません。(これを通気工法といいます。)ここを通気口のないただの胴縁を使ってしまう業者も少なくありません。その場合、通気が滞ってしまい壁体内結露が発生し、年数が経つと躯体の木材が腐食してしまいます。
このように、いかに細かい所に気を配れるかが長持ちする工事の肝になります。